アードベック10年

アロマ:香り立ちは中程度、穏やかだが、しっかりと訴えかけてくる印象。トップノートで感じるのは薬品系のピートと麦芽の甘いニュアンス。クレゾール、スモーク、焼き魚の皮、アーシー、麦芽香。奥に柑橘系フルーツ、ハーブ、メントール、バニラ、シナモン。

フレーバー:アタックでピート、薬品感。柑橘系フルーツの甘み、酸味が続く。ハーブや青草のような植物感、穀物の甘味が背景に広がる。

余韻は長め、ピートとバニラ、シナモンなどのパウダースパイス感、クレゾール、燻製感、レモンピールの苦みが残る。

しっかりとしたピート感が突出してると思いきや樽やフルーツのニュアンス、穀物感がバランス良くまとめられている。酒質は軽やか。綺麗で飲みごたえのあるアイラモルトです。

アードベック蒸溜所情報
・創業年:1798年に非公式に蒸溜が始まり、1815年にジョン・マクドゥーガルによって正 
     式に設立されました。
・所在地:スコットランド、アイラ島のポートエレン近郊に位置しています。
・所有者:現在は、ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー(LVMH)の傘下にあります。
・水源:Loch ArinambeastとLoch Uigeadailからの軟水を使用しています。
・発酵槽:12基のオレゴンパイン製発酵槽(ウォッシュバック)を備えています。
・蒸溜器:2基の初留釜と2基の再留釜。ランタンヘッド型計4基(再留釜のラインアームには精留器が取り付けられている)。
・麦芽:1981年以降、自社のフロアモルティングを停止し、ポートエレン・モルティングか
ら供給されるフェノール値約50〜60ppmのピート麦芽を使用しています。
・生産能力:年間約240万リットルの生産能力を有しています。
・ビジターセンター:蒸溜所内にはビジターセンターと「オールド・キルン・カフェ」があ
          り、見学や試飲が可能です。
・Ardbeg House:蒸溜所近くの歴史的なホテルを改装し、2025年秋に「Ardbeg
         House」としてオープン予定です。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)700yenで提供しております(2025/6月現在)

“アードベック10年” への1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です