ウエストコーク12年 シェリーカスクフィニッシュ

アロマ:香り立ちはやや控えめ、静かに囁いてくる印象。トップノートで優しい熟したフルーツ感。黄桃、アプリコット、ブラックベリー、プルーン、青りんご、バニラ、シナモン、麦芽香、オイリー、蜂蜜、微かな硫黄感、
フレーバー:アタックで瑞々しくも熟したフルーツの酸・甘みがしっかりと広がる。熟したフルーツや甘い樽感を背景にグリーンアップルのようなバーボン樽熟成原酒の特徴もしっかり広がる。
余韻は短め、甘いフルーツや心地よい樽のニュアンス、甘いスパイス感が残る。
軽やかでフルーティ、甘いスパイス感が心地よいアクセントになっている。

PS:アイリッシュのウエストコーク。このボトルはバーボン樽で10年熟成後の原酒をペドロヒメネスシェリー樽で2年間後熟した12年熟成です。

ウエストコーク蒸溜所情報
【基本情報】
・所在地:アイルランド南西部 コーク州(County Cork)スキバレン(Skibbereen)
・設立:2003年(操業開始は2014年頃から本格化)
・創業者:
 ジョン・オコーネル(John O’Connell)
 デニス・マクカーシー(Denis McCarthy)
 ジェラール・マクカーシー(Gerard McCarthy)
(いずれも地元出身の友人同士)
・所有:独立資本(大手企業グループ傘下ではない、アイルランド最大規模の独立系蒸溜所)
・年間生産能力:約400万リットル以上(アイリッシュとしてはトップクラス)



【特徴】
・地元原料主義:アイルランド産の大麦を主に使用。
・独自開発の蒸溜設備:
 創業初期は自作スチルを使用し、現在も自社設計のポットスチル・カラムスチルを併用。
・製品すべてが自社蒸溜・自社ボトリング(大手ブランドの委託生産も手がける)。
・クラフト精神と大量生産能力を両立した稀有な存在。
・蒸溜所敷地内にボトリング工場・熟成庫・研究開発施設を一体化。



【製造設備】
・ポットスチル(銅製):3基
 形状:クラシックなオニオン型(ストレートネック)
 主にシングルモルト・ポットスチルウイスキーの生産に使用。
・カラムスチル:複数基
 グレーンウイスキー生産用。
・発酵槽:ステンレス製(長時間発酵によりエステル香を強調)
・熟成庫:複数のウェアハウスを保有、全量アイリッシュ気候下で熟成。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 800yenで提供しております(2025年10月現在)。

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