霧の森が育む、クリーンで繊細なスペイサイドモルトを体感する一杯

アロマ:香り立ちは穏やか、静かに佇んでいる印象。トップノートで瑞々しく熟したフルーツのニュアンス。白桃、バナナ、青リンゴ、白い花、バニラ、シナモン、優しくバランスの良い香り立ち。
フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘みが心地よく広がり、樽の甘渋味、フルーツピールの苦味が心地よく続く。味わいも軽やかでバランスが良い。
余韻は中程度、りんごの皮のニュアンスや樽由来のスパイス感が心地よく残る。
ライトボディで背後のスパイス感や苦味がフルーツ感を引き立てている。バランスの良いスペイサイドモルト、食前酒やその日の最初の一杯に最適。ハイボールも美味です。
オルトモア蒸溜所情報
一般情報
・創業年:1897年
・創業者:アレクサンダー・エドワード(Benrinnesの麓に複数の蒸溜所を設立した人物)
・所在地:スコットランド・スペイサイド地方、キース(Keith)の町の近郊
・水源:Foggie Moss(フォギー・モス)と呼ばれる湿地帯の湧き水
・名前の由来:「大きな川の近く」というゲール語に由来
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製造設備
・マッシュタン:ステンレス製、セミ・ロイター式
・発酵槽(ウォッシュバック):木製発酵槽(ラージ・ダグラスファー製)、一部ステンレスも使用
・蒸留器(ポットスチル):計4基
ウォッシュスチル(初留):2基
スピリッツスチル(再留):2基
ランタンヘッド型、細長いネックで軽やかな酒質を生む
・年間生産能力:およそ3,200,000リットル
・仕込み麦芽:ノンピート麦芽を使用
・樽熟成:バーボン樽主体、シェリー樽も一部使用
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特徴
・そのほとんどがブレンデッド用原酒として供給されており、特に**デュワーズ(Dewar’s)の重要な原酒。
・シングルモルトとしては「Aultmore 12年」「Aultmore 18年」「Aultmore 21年」「Aultmore 25年」などのオフィシャルボトルがリリースされている。
・スタイルは非常にクリーンで、フローラルかつハーバルな香味。スペイサイドの中でも「グラスに咲く野の花」と評される繊細な味わい。
・蒸溜所の周囲に濃い霧が出やすく、「Foggie Moss」と共に幻想的なイメージを持たせている。
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所有会社
・現在は バカルディ社 傘下(Dewar’sブランドと共に運営)。
Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 700yenで提供しております(2025年10月現在)。


