
アロマ:香り立ちは中程度。優しく語りかけて来る印象。トップノートは熟した瑞々しい果実のニュアンス。黄桃、アプリコット、マンゴー。さらに心地よい樽の風味、バニラ、シナモン、上質な木工家具、ナッツ、蜜蝋、フィナンシェ、トースティー。
フレーバー:アタックで黄色~黒のフルーツの甘みとしっかりとした樽のニュアンス。オレンジのような酸味とやや収斂性のある渋みが続く。カカオやチョコレートのような味わいも広がり、コクや複雑さ、奥行きも充分。
余韻は中程度、心地よい樽の渋み、カカオのような苦味が残る。
PS:コロナ禍で外出制限などが出される中、企画されたTHE SHARE BAR。普段飲めない希少なBarのボトルをネットショップで測り売りで購入出来る企画でした。今となっては懐かしい気がしますが、当時はBar関係者の方は大変なご苦労だったと記憶しております。そのTHE SHARE BARから発売されたボトルがこれです。美しい味わいのシェリー樽熟成モルトです。

クライゲラキ蒸溜所情報
・創業年:1891年
・創業者:アレクサンダー・エドワード(Alexander Edward)とピーター・マッキー(Peter Mackie)
・所在地:スコットランド・スペイサイド地方、クライゲラキ村(Craigellachie)
・所有者:バカルディ社(Bacardi)傘下のジョン・デュワーズ&サンズ(John Dewar & Sons)
・設計者:チャールズ・ドイグ(Charles Doig)
・水源:ブルーヒル(Blue Hill)
・マッシュタン:ステンレス製、容量9トン
・発酵槽:ステンレス製8基、各45,000リットル
・ポットスチル:初留2基、再留2基、ストレートヘッド型
・冷却装置:屋外ワームタブ(Worm Tub)式
・発酵時間:約60時間
・年間生産能力:約400万リットル
・特徴
スタイル:重厚で肉厚、硫黄を帯びた風味が特徴
原料の麦芽:モントローズのグレネスク・モルティングス(Glenesk Maltings)から供給されるオイル焙煎の麦芽を使用
主な用途:生産量の大部分はデュワーズ(Dewar’s)などのブレンデッドウイスキーに使用
Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 1300yenで提供しております(2025年5月現在)。
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