グレンエルギン12年

アロマ:香り立ちは中程度、優しく語りかけて来る印象。トップノートで芳醇で熟したフルーツのニュアンス。黄桃、アプリコット、枇杷、蜂蜜、バニラ、シナモン、春の草原、微かな硫黄感。
フレーバー:アタックでフレッシュなフルーツの甘みがたっぷり広がり、フルーツの酸、樽の渋みが続く。
余韻は中程度。フルーツの酸、柑橘系フルーツピールの苦味が心地よく残る。
バランスが良いだけでなく、フルーツ感たっぷりでリッチな味わい

グレンエルギン蒸溜所情報
基本情報
・創業年:1898年
・創業者:ウィリアム・シンプソン & ジェームズ・カー
・所在地:スコットランド・スペイサイド地方(エルギンの南約5km)
・所有者:ディアジオ(Diageo社)



製造と設備
・仕込み水:ミルビュイズ(Millbuies)からの湧水
・発酵槽:6基(木製)
・ポットスチル:6基(初留3基・再留3基)
・冷却方式:ワームタブ(Worm Tub:伝統的で重厚な風味を生む)
・年間生産量:約270万リットル



歴史的なポイント
・建設と同時にウイスキー業界のバブル崩壊(「パティソンズ・クラッシュ」)が起き、開業直後に閉鎖 → 1900年に再開
・1960年代に大規模改修(スチル増設、近代化)
・ディアジオ社のブレンデッドウイスキー「ホワイトホース(White Horse)」のキーモルトとして有名



補足
・ブレンデッドウイスキー需要が中心の蒸溜所ながら、シングルモルトとしての評価も着実に高まっている
・オフィシャルのシングルモルト グレンエルギン12年は終売が決まっている
・ワームタブ冷却により、重厚さと繊細さが同居する独特の味わいが魅力

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 1000yenで提供しております(2025年7月現在)。

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