熟れた果実と樽のスパイスが奏でる、美しい調和を体感する一杯

アロマ:香り立ちは良く、しっかりと語りかけてくる印象。トップノートで熟したフルーツのニュアンス。黄桃、アプリコット、洋梨、ハチミツ、麦芽香、バニラ、シナモン、花のブーケ、ややオイリー
フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘み。フルーツピールの苦味と樽の甘渋みが続く。はっきりと明確なテキスチャー、バランスも良い。フルーツ感たっぷりの味わいの背後に樽由来のスパイス感が効いている。
余韻は中程度。樽の甘渋み、暖かいスパイス感が残る。

グレンバーギ蒸溜所情報
・創業年:1810年(または1829年とも言われる)
・所在地:スコットランド・スペイサイド地方、フォレス近郊
・所有者:ペルノ・リカール社(Chivas Brothers傘下)
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特徴・製造設備
・仕込み水:ローム湖(Loch Romach)からの湧水を使用
・ポットスチル:6基(3対の初留・再留釜)
・発酵槽:ステンレス製
・年間生産量:約4,200,000リットル
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蒸溜所の歴史的背景
・19世紀初頭からの歴史を持つ老舗蒸溜所
・1870年にウィリアム・ポールが再建し、「グレンバーギ」に改名
・1930年代に世界初の「女性蒸溜所長」としてマルガリータ・カラムが就任
・1958年〜1981年までローモンドスチル(Lomond Still)を使用し、「グレンクレイグGlencraig)」という別ブランドを生産
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主な用途とボトリング
・主な用途:ブレンデッドウイスキー「バランタイン(Ballantine’s)」のキーモルト
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