
アロマ:香り立ちは良く、しっかりと語りかけて来る印象。トップノートで感じるのは熟したフルーツと樽のニュアンス。黄桃、ドライアプリコット、りんご飴、蜂蜜、バニラ、シナモン、クローブ、麦芽香。背後にハーブ、メントール、微かな硫黄感。
フレーバー:最初に感じるのは熟したフルーツの甘み、酸味。フルーツピールの苦味・酸味と心地よい樽の渋みが続く。香りで感じた熟したフルーツに加えて、爽やかなオレンジのようなニュアンスが味わいでは現れて、奥行きも感じる。
余韻は中程度、オレンジピールの酸味、苦味、優しい樽のニュアンスが残る。
良くまとまっているだけではなく、膨よかで、飲みごたえもある。嫌味のないシェリー樽熟成のモルトウイスキーです。

グレンロセス蒸溜所情報
・創業年:1878年(初蒸溜は1879年12月28日)
・創業者:ジェームズ・スチュアート&カンパニー(James Stuart & Co.)
・所在地:スコットランド・スペイサイド地方、ロセス(Rothes)
・所有者:エドリントン・グループ(Edrington Group)
・生産能力:年間約5,600,000リットル
・水源(仕込み水):アードカニーとフェアリーズウェルの泉
・マッシュタン:容量4.92トンのステンレス製
・発酵槽:全20基(ダグラスファー製12基、ステンレス製8基)
・ポットスチル:初留5基、再留5基
・特徴
・ゆっくりとした蒸溜速度で、銅との接触を最大化し、重いフレーバー成分を除去
・主にシェリー樽(オーク製)で熟成
・ハウススタイル:明るくフルーティーでエレガントな味わい
・火災と爆発:1897年、1903年、1922年に火災や爆発が発生し、大きな被害を受けるも
再建
・ブレンデッドウイスキーへの供給:生産量の約98%が「カティーサーク」や「フェイマ
スグラウス」などのブレンデッドウイスキーに使用
・見学施設:一般公開は行っておらず、見学は招待制
Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)900yenで提供しております(2025/6月現在)
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