ティーリング2003 15年 ウイスキーフェスティバル2019大阪記念ボトル 55.3%

アロマの立ちは控えめ〜中程度。静かに佇んでいる印象。トップノートで感じるのは熟した果実とややケミカルなオイリー感。黄桃、アプリコット、バニラ、シナモン、麦芽感、桃のポプリ。時間が経つとケミカルなニュアンスが薄れ穀物感、心地よい樽感が徐々に主張してくる。

味わいはアタックで優しいフルーツの酸、甘み。続いて瑞々しいフルーツの甘みがしっかりと広がる。麦芽の甘み、樽の甘み、苦味。白桃、青りんご、青草、ネクタージュース。

余韻は長め、フルーツの酸、甘み、樽の甘みがしっかりと残って行く。ファースインプレッションは大人しくややケミカルな印象だが、時間経過とともに高いアルコール度数に閉じ込められたフルーツ感が溢れてくる。ゆっくりと時間をかけてもしくは少量の加水で楽しむのがお勧めです。

ティーリング蒸溜所情報
・創業年:2015年(ダブリンでウイスキーが造られるのは40年ぶり、新規に蒸溜所が建てられるのは125年ぶりだった)
・創業者:ジャック・ティーリング、スティーブン・ティーリング
・地域:アイルランド ダブリン リバティー地区
・発酵槽:6基(木製2基、ステンレス製4基)、各30,000リットル、発酵期間は3〜5日
・ポットスチル:初留、後留、再留の計3基(イタリア製フリッリ社製)
  初留「アリソン」:15,000リットル
  後留「ナタリー」:10,000リットル
  再留「レベッカ」:9,000リットル
・蒸留方式:伝統的な3回蒸留を採用し、アルコール度数約80〜90%のニューメイクスピリッツを生成
・特徴:ポットスチルウイスキーとモルトウイスキー(3回蒸留)を製造。塾成はクーリー蒸溜所に近いグリーンノア集中熟成庫で行われている。ちなみに創業者の二人はクーリー蒸溜所の創業者であるジョン・ティーリングの息子。

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