フレッシュで軽快。果実とハーブが織りなす、優しい余韻を感じる一杯

アロマの立ちは中程度。トップノートで甘いフルーツのニュアンスと樽感。バニラ、シナモン、青リンゴ、白桃、黄桃、柑橘フルーツ、麦芽感、白い花、メントール、奥に茶葉、草木の香ばしさ。
フレーバーは果実の甘み、渋み、酸味がバランスよく現れ、少し焦げたような根菜感、茶葉の旨味が広がって、残っていく。ミントやメントールの爽やかさも共存。
味わいはシンプルで余韻は短め、オレンジピールの苦味・甘みが優しく残る。
フレッシュで爽やかな中に独特の甘苦さが、良いアクセントになっている。
PS:フランスノルマンディー地方のシャトー・ル・ブルイユで生産されたシングルモルト、ル・ブルイユ オリジン です。麦芽はゴールデンプロミス100%使用、フロアモルティングで精麦、シャラント型蒸留機を使用し、バーボンバレル(アメリカンホワイトオーク)とフレンチオークの新樽を樽熟成に使用しています。
シャトー・ル・ブルイユの情報
基本情報・所在地・歴史
・所在地:フランス、ノルマンディー地方、カルヴァドス県、Le Breuil-en-Auge という町に所在。
・正式な運営名:La Spiriterie Française, Château du Breuil
・蒸溜所としての原型は、1954年にそれまでのリンゴ酒(シードル/アプルワイン/リンゴ果実酒)関係の施設から転換してカルヴァドス(リンゴの蒸留酒)を主体とする蒸溜所として始動。
・蒸溜所および事業の拡張により、近年はウィスキー(シングルモルト)やリキュール類、ジン、ラムなど複数ジャンルのスピリッツも扱っている。
・所有・経営:2020年末にスイス系グループから持ち主が変わり、Montesano一家がオーナーとなっている。
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製造・製法・製品
・主力製品:カルヴァドス(Calvados Pays d’Auge)、ポモー(Pommeau)、リンゴ系スピリッツ/リキュールなど。
・ウィスキー生産開始:2017年から蒸溜を開始。これにより「シングルモルト/Le Breuil」などといったウィスキーシリーズも展開中。
・原料:ウィスキーの場合、使用する大麦は「ゴールデン・プロミス(Golden Promise)」種のみを採用しているとされる。
・製麦:伝統的手法を重視しており、フロアモルティングも行われている。
・蒸溜:ウィスキー蒸溜においては、シャラント型蒸留機を使用。
・熟成・樽使い:カルヴァドス由来の樽やオロロソ・シェリー樽、さらにはウィスキー成分の追加熟成用樽(例:ラフロイグ空き樽など)も使用されている。
Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 800yenで提供しております(2025年9月現在)。


