レダイグ10年

アロマ:香り立ちは良くしっかりと語りかけてくる印象。トップノートで薬品系のピートと麦芽のニュアンス。クレゾール、土っぽさ、オイリー、麦芽香、バニラ、シナモン、奥に青リンゴ、洋梨。

フレーバー:アタックでピートとフルーツの酸、甘み。樽やフルーツピールの苦味、渋みが続く。薬品感、焦げ感、洋梨、オレンジピールのニュアンス。

フィニッシュ:余韻は長め、樽の渋み、ピール様の酸、苦味が残る。

トバモリー蒸溜所情報
・創業年:1798年(最初の設立)
・創業者:ジョン・シンクレア(John Sinclair)
・地域:スコットランド・ヘブリディーズ諸島(インナー・ヘブリディーズ)
・マル島(Isle of Mull)、町はトバモリー(Tobermory)
・マッシュタン:ステンレス製のセミ・ロイター式
   容量〜約5トン
・発酵槽:ステンレス製 × 6基
発酵時間:約50時間前後(季節やスタイルにより変動)
・ポットスチル:ウォッシュスチル1基、スピリッツスチル1基
   加熱方式:蒸気コイルによる間接加熱
・蒸溜所の特徴
  ・2つのブランドを生産:
   Tobermory:ノンピートタイプのシングルモルト(フルーティでソフト)
   Ledaig(レダイグ):ヘビリーピーテッドタイプ(スモーキーで海のニュアンス)
  ・島の気候の影響:潮風と湿潤な気候が熟成に独特の風味を与える
  ・生産量:比較的小規模(年間約100万リットル)
  ・長期休止期間が多い歴史:閉鎖と再開を繰り返し、1990年代以降ようやく安定稼働
  ・所有会社:Distellグループ(2023年にHeinekenの影響下に)

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