長濱 モスカテル×レッドワインカスク ハンドフィル 58.2° 2019-2025

アロマ:香り立ちたちは良く、しっかりと語りかけて来る印象。トップノートで瑞々しい赤いフルーツのニュアンス。ラズベリー、アセロラ、レッドカラント、プラム、硫黄感、チョコレート、黄桃、アプコット、バニラ、シナモン。時間が経って黒系ドライフルーツのニュアンスも広がる。
フレーバー:アタックでフルーツの酸味とオーク由来の渋みがしっかりと広がり。オークの甘渋み、フルーツピールの苦味・酸味が心地よく続く。アルコール感しっかりでカカオしっかりのチョコレートのニュアンスも。
余韻は中程度。タンニン感、硫黄感、赤や黒系フルーツのニュアンスが残る。

PS:長濱蒸溜所で入手したハンドフィルのボトル、個人的にはやや硫黄感が気になるが、赤系フルーツの酸・甘みとチョコレートの苦・甘みが上手く絡み合い、じっくり味わえる一本です。
蒸留は2019/5/1、ボトリング2025/9/7、アルコール度数57.2°です。

長濱蒸溜所情報
・所在地
 滋賀県長浜市朝日町14-1
 琵琶湖の北東部、長浜城跡や黒壁スクエア近く

・創業年
 2016年(日本最小クラスのクラフト蒸溜所として稼働開始)

・運営会社
 長濱浪漫ビール株式会社(地ビール醸造所併設)

・規模・特徴
 日本で最小規模クラスのウイスキー蒸溜所
 ブリュワリー(ビール醸造所)を母体とし、設備はコンパクトながら多様な試みを実施
 仕込みからボトリングまでを一貫生産

・仕込み水
 伊吹山系の伏流水(軟水)を使用

・設備
 マッシュタン:小型ステンレス製
 発酵槽:ステンレス製(温度管理可能)
 ポットスチル:ポルトガル・ホヤ社(Hoga)製
 初留釜(ウォッシュスチル)×1基、再留釜(スピリットスチル)×2基、合計3基

・製造の特徴
 少量多品種仕込み(モルトの種類や樽の種類を多彩に試す)
 ワイン樽(赤・白)、シェリー樽、ラム樽など多様なフィニッシュを積極的に導入
 国内外の蒸溜所とのジョイントボトル企画「AMAHAGAN(アマハガン)」シリーズで有名

・代表的なボトル
 長濱 シングルモルト(少量リリース、蒸溜所限定あり)
 AMAHAGANシリーズ(ブレンデッドモルト、各種フィニッシュ)
 ハンドフィル限定ボトル(来場者向け量り売り)

・評価・特色
 小規模だからこそ実験的でユニークな熟成を展開
 国内外のウイスキーアワードで高評価を獲得し、クラフト蒸溜所の成功例の一つ

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 2800yenで提供しております(2025年9月現在)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です