ジョニーウォーカー ゴールドラベル

アロマ:香り立ちは中程度、穏やかに語りかけてくる印象。トップノートで熟したフルーツと程よいピート。黄桃、アプリコット、花のブーケ、柔らかいピートスモーク、バニラ、シナモン、乾いた木材感。
フレーバー:アタックで瑞々しく熟したフルーツの酸甘味。フルーツピールの酸、樽の甘渋みが続く。オーソドックスで膨よかでバランスが良い。
余韻は中程度、柔らかいフルーツのニュアンスや微かなピートフレーバーが心地よい。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 700yenで提供しております(2025年11月現在)。

ジョニーウォーカー ブラックルビー

アロマ:香り立ちは中程度〜良い。しっかりと語りかけてくる印象。トップノートで熟したフルーツと程よいピート、しっかりとした樽のニュアンス。レッドベリー、プルーン、デーツ、アセロラ、黄桃、アプリコット、バニラ、シナモン、メントール、蒸した穀物感、人工的な木材感、パルプ。微かなゴム感、硫黄。コンテンツは多いがややまとまりにかける印象。
フレーバー:トップノートで赤系フルーツの酸甘み、樽の甘渋みが心地良く続く。適度の厚み、複雑さも感じる。ベリー、黄桃、完熟リンゴ、アセロラなど多様な熟したフルーツ感を体感でき、上手くまとめられている。
余韻は短め。熟したフルーツの甘渋み、優しい樽のニュアンス、程よいピートが残る。

赤ワイン樽、ペドロヒメネスシェリー樽、オロロソシェリー樽、バーボン樽原酒を使用しているブレンデッドウイスキー。香り立ちではややバランスを欠く印象だが、味わいは様々なフルーツ感のハーモニーを存分に楽しめる貴重なブレンデッドウイスキー。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 700yenで提供しております(2025年10月現在)。

トンプソンブラザーズ TB/BSW 6年

アロマ:香り立ちは優しく穏やか。トップノートで熟したフルーツと落ち着いたシェリー樽のニュアンス。黄色い〜黒系ドライフルーツ、カカオたっぷりチョコレート、黄桃、アプリコット、プルーン、バニラ、シナモン、メントール、ナッツ、木製家具、
フレーバー:アタックでビターチョコレートの苦味、甘み。オレンジの酸味が続く。オランジェットのような心地よい甘み、酸味が支配的。シェリー樽熟成のブレンデッドウイスキーとして上手くまとめられバランス良い。硫黄感などネガティブな要素が少ない。
余韻は短め。オレンジピールの苦みが口の中で溶けていく。

BS:シェリー樽熟成かつノンピートのスペイサイドモルト原酒と、少量のグレーン原酒を自社でブレンドした、ブレンデッドウイスキー。このボトルはドーノッホ蒸溜所の原酒を使用したウイスキーではありませんが、トンプソンブラザーズとしてハウススタイルのブレンデッドウィスキーとのことです。

ドーノッホ蒸溜所情報
基本情報
・所在地:スコットランド、ハイランド地方サザーランド州 ドーノッホ(Dornoch)の町
・創業:2016年(Simon & Phil Thompson兄弟によって設立)
・特徴:ドーノッホ城の馬小屋を改装して造られた小規模クラフト蒸溜所
・運営者:Thompson Bros.(兄弟が経営するインディペンデント・ボトラーとしても有名)

設備
・マッシュタン:伝統的な小型サイズ、手作業中心の運営
・ウォッシュバック:木製発酵槽(長期発酵を志向、古来の製法を重視)
・ポットスチル:小型のスワンネック型ポットスチル2基(非常に小規模でハンドメイド感が強い)
・仕込み量:極めて少量生産(クラフト規模、数十万リットルではなく数千リットル単位)

生産の特徴
・伝統的な製法を重視:
・長期発酵(酵母の働きを最大限に活かす)
・オールドスタイルのモルトウイスキーを再現しようとするアプローチ
・原料:オーガニック大麦を使用することが多い

製品
・オフィシャルボトル:まだ熟成年数の若いシングルモルトが中心(2017年以降のニューメイクやスモールバッチ)
・Thompson Bros.ブランド:インディペンデントボトラーとして多彩なスコッチやラム、ジンなどをリリース
・ジン:ウイスキー以外にクラフトジンも生産(地域で人気)

その他
・規模:スコットランドでも有数の小規模蒸溜所
・目的:1960年代以前のクラシカルなハイランドモルトのスタイルを現代に復活させること
・訪問:ドーノッホ城に隣接しており観光地としても人気、見学ツアーあり

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 800yenで提供しております(2025年9月現在)。

ジョウニーウォーカー ブラックラベル12年

アロマ:香り立ちは中程度、穏やかに語りかけてくる印象。トップノートで感じるのは熟したフルーツと落ち着いた樽のニュアンス。黄桃、ドライアプリコット、バニラ、シナモン、微かなピート、やや人工的な木材感、パルプ。
フレーバー:アタックで熟したフルーツの酸、甘み。ピートフレーバーと樽の甘み・渋みが追いかける。バランス良くまとまっている。
余韻は中程度、柔らかいピート、樽の風味が残る。

PS:世界で最も愛されているスコッチウイスキーのひとつが「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」です。スコッチといえば多様な味わいが楽しめるブレンデッドウイスキーが有名ですが、その中でもブラックラベルは“スタンダードでありながら奥深い”存在として長年親しまれてきました。

ブラックラベルは、スコットランド各地の蒸留所から選び抜かれた40種類以上の原酒をブレンドしてつくられています。すべての原酒は最低でも12年以上熟成させたものを使用しており、長い時間をかけて育まれた豊かな風味が調和しています。これにより、手頃な価格でありながら驚くほど複雑でバランスのとれた味わいを楽しむことができるのです。

香りは、ドライフルーツやシトラスの爽やかさに、スモーキーで心地よいピート香が寄り添います。ほんのりとしたバニラやキャラメルの甘みも感じられ、グラスに注いだ瞬間から奥行きのある印象を与えてくれます。口に含むと、まろやかなモルトのコクとともに、オーク樽由来のスパイス感、ほのかなスモークが広がり、最後には長く続く余韻が楽しめます。

飲み方としては、ストレートでじっくりとその奥深さを味わうのはもちろん、ソーダ割りにすると爽快感と華やかさが際立ち、食事ともよく合います。ハイボールにすると、軽快ながらもスモーキーな存在感が心地よく残り、日常的に楽しめる一杯になります。

「ブラックラベル 12年」は、ビギナーからウイスキー愛好家まで幅広く支持されている理由があります。それは“飲みやすさ”と“奥深さ”を絶妙なバランスで兼ね備えているからです。ジョニーウォーカーが掲げる「Keep Walking」の精神を象徴するように、世界中で長年愛され続けるブラックラベル。手に取りやすい価格で本格的なスコッチの世界を味わえる、まさに定番の一本です。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 600yenで提供しております(2025年8月現在)。

レアオールドブレンデッド 1980 38年 /エリクサーディスティラーズ ウイスキートレイルヘリテージ

アロマ:香りたちは中程度、優しく語りかけてくり印象。トップノートで鄙びた樽感と上質なカカオ。優しいタンニン、熟した柿、田舎の果樹園、枇杷、レーズンバター、ナッツ、バニラ、オレンジ。時間が経って黄色系トロピカルフルーツ。

フレーバー:アタックで上品な酸味と渋み。背後にフルーツの甘み。オレンジ、ぶどうの実、上品に枯れたタンニン感、舌の上でじっくり溶けていく感覚。懐かしくホッとする感覚が伴う。

余韻は長く、酸味を背景に暖かく甘く、渋い。絶妙なバランスが心地良い。

このボトルは長熟のシェリー樽熟成の魅力を堪能できます。余計な主張はなくそこに存在するだけで魅力を放っている印象。不思議と懐かしく和のテイストも感じます。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)2600yenで提供しております(2025/7月現在)