果実の甘みとやわらかなピートが響き合う、王道の一杯
アロマ:香り立ちは中程度、穏やかに語りかけてくる印象。トップノートで感じるのは熟したフルーツと落ち着いた樽のニュアンス。黄桃、ドライアプリコット、バニラ、シナモン、微かなピート、やや人工的な木材感、パルプ。
フレーバー:アタックで熟したフルーツの酸、甘み。ピートフレーバーと樽の甘み・渋みが追いかける。バランス良くまとまっている。
余韻は中程度、柔らかいピート、樽の風味が残る。
PS:世界で最も愛されているスコッチウイスキーのひとつが「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」です。スコッチといえば多様な味わいが楽しめるブレンデッドウイスキーが有名ですが、その中でもブラックラベルは“スタンダードでありながら奥深い”存在として長年親しまれてきました。
ブラックラベルは、スコットランド各地の蒸留所から選び抜かれた40種類以上の原酒をブレンドしてつくられています。すべての原酒は最低でも12年以上熟成させたものを使用しており、長い時間をかけて育まれた豊かな風味が調和しています。これにより、手頃な価格でありながら驚くほど複雑でバランスのとれた味わいを楽しむことができるのです。
香りは、ドライフルーツやシトラスの爽やかさに、スモーキーで心地よいピート香が寄り添います。ほんのりとしたバニラやキャラメルの甘みも感じられ、グラスに注いだ瞬間から奥行きのある印象を与えてくれます。口に含むと、まろやかなモルトのコクとともに、オーク樽由来のスパイス感、ほのかなスモークが広がり、最後には長く続く余韻が楽しめます。
飲み方としては、ストレートでじっくりとその奥深さを味わうのはもちろん、ソーダ割りにすると爽快感と華やかさが際立ち、食事ともよく合います。ハイボールにすると、軽快ながらもスモーキーな存在感が心地よく残り、日常的に楽しめる一杯になります。
「ブラックラベル 12年」は、ビギナーからウイスキー愛好家まで幅広く支持されている理由があります。それは“飲みやすさ”と“奥深さ”を絶妙なバランスで兼ね備えているからです。ジョニーウォーカーが掲げる「Keep Walking」の精神を象徴するように、世界中で長年愛され続けるブラックラベル。手に取りやすい価格で本格的なスコッチの世界を味わえる、まさに定番の一本です。
Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 600yenで提供しております(2025年8月現在)。