アラン ポートカスクフィニッシュ

アロマ:香り立ちは良く、しっかりと語りかけてくる印象。トップノートで感じるのは熟したフルーツ感としっかりとした樽のニュアンス。ブラックドライフルーツ、プルーン、黄桃、アプリコット、オレンジ、バニラ、シナモン、クローブ、メントール、タンニン。微かな溶剤感。
フレーバー:アタックで程よい甘みを伴い、熟した爽やかなフルーツの酸味がしっかりと広がる。フルーツピールの苦み、渋み、樽のニュアンスが続く。アセロラやベリー系のフルーツ感が主張、奥行きがあり質感が詰まっている。
余韻は中程度、膨よかなフルーツの酸、心地よい樽のニュアンスが残る。

ロックランザ(アラン)蒸溜所情報
基本情報
・正式名称:Lochranza Distillery(旧 Arran Distillery)
・地域:スコットランド、アラン島北部のロックランザ村(Lochranza)
・設立年:1995年(アラン蒸溜所として)
・所有企業:Isle of Arran Distillers Ltd.
・変更点:2019年、南部に新設された「ラッグ蒸溜所(Lagg Distillery)」の開業により、北部の旧アラン蒸溜所は「ロックランザ蒸溜所」と改称

設備
・マッシュタン:1基、ステンレス製のセミ・ロイター式
・発酵槽(ウォッシュバック):6基、オレゴンパイン製
・ポットスチル:4基(初留2基、再留2基)、バルジ型
・冷却方式:シェル&チューブコンデンサー(比較的クリーンな酒質を生む)

生産と製品
・年間生産量:約120万リットル
・特徴:ノンピート主体、クリーンでフルーティーな酒質

その他の特徴
・ビジターセンター:設立当初からあり、アラン島観光の名所として人気

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 1100yenで提供しております(2025年12月現在)。

グレンドロナック12年(2024年〜流通)

アロマ:香り立ちは良く、しっかりと語りかけてくる印象。トップノートでベリー系のフルーツ感とシェリー樽のニュアンス。プルーン、ブラックドライフルーツ、オレンジ、バニラ、シナモン、木工家具、麦芽香、メントール、微かな硫黄感。
フレーバー:アタックで熟したフルーツの酸味・甘みがしっかりと広がり、樽の渋甘みが続く。黒系ドライフルーツ、カカオたっぷりのチョコレート、オランジェット。
余韻は中程度、樽の渋甘み、ドライな味わいが残る。

グレンドロナック蒸溜所情報
■ 基本情報
・創業: 1826年
・創業者: ジェームズ・アラディス(James Allardice)
・地域: スコットランド・東ハイランド(フォージ)
・所有:2016年にブラウンフォーマン社がベンリアック・ディスティラリー・カンパニーから買収
・グレンドロナックとはゲール語で「ブラックベリーの谷」
・スタイル: シェリー樽熟成が中心(特にPX・オロロソ)

■ 仕込み・発酵
・仕込み水: ドロナックバーン(Dronac Burn)
・マッシュタン: 旧式のプラウ&レイキ、ワンバッチ麦芽3.7トン
・発酵槽(ウォッシュバック): 木製 9基(カラマツ製)、二酸化炭素の回収装置がある
・発酵時間: 約60時間前後

■ 蒸留設備
・蒸留器: 初留釜2基、再留釜2基,計4基のバルジ型スチル
・特徴:直火焚き蒸留を長く続けていた(※現在はスチーム加熱)

■ 熟成
・主要樽:オロロソシェリーバット、PX(ペドロヒメネス)シェリーバット
・熟成庫: 石造りのダンネージ式倉庫
・特徴: 伝統的な“濃厚なシェリー系”の酒質で名高い

■ 歴史的トピック
・1937年に一度火災で消失
・1960年にはウィリアム・ティーチャー&サンズ社が買収、ティーチャーズの原酒として使われてきた。
・1996〜2002年:生産停止(休止期間)
・2008年:ベンリアックのビリー・ウォーカーが買収し復活
・2016年:ブラウン=フォーマンへ売却

■ その他の特徴
・石造りのクラシックな外観が美しく、訪問者から高評価
・地域の名物スコットランド牛が周辺に放牧される牧歌的環境
・シェリー樽調達に強く、特にPXの質が高いと評判

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 800yenで提供しております(2025年11月現在)。

グレンアラヒー11年 モスカテルウッドフィニッシュ

アロマ:香り立ちは良く、しっかりと語りかけてくる印象。トップノートで樽と熟したフルーツの甘い香り。黄桃、アプリコット、オレンジ、バニラ、シナモン、クローブ、蜂蜜、トーストした砂糖、黒系ドライフルーツ、麦芽香。
フレーバー:アタックで蜂蜜の甘さとオレンジの酸味。樽由来の苦甘みが続く。フルーツ感と樽感がバランス良く絡み合い、膨よかな味わい。
余韻は中程度、甘い樽感とフルーツピールの苦味、酸味が残る。

PS:甘口シェリーのモスクテル熟成樽で後熟したグレンアラヒーです。

グレンアラヒー蒸溜所情報
基本情報
・所在地:スコットランド・スペイサイド地方、ベン・リンネス山麓近く
・設立年:1967年(初操業は1968年)
・建築者:Mackinlay McPherson(Scottish & Newcastle傘下)、建築設計はWilliam Delmé-Evans
・所有者:2017年から現オーナー、ビリーウォーカーが所有

生産および設備
・地域特性:かつては主にブレンド用原酒(主にマッキンレーズの原酒)供給を目的としていた蒸留所
・生産方式:
 ・蒸留器:初留2基(約36,300 L)、再留2基(23,900 L)
 ・発酵槽:ステンレス製マッシュタン1基、木製またはステンレス製ウォッシュバック6基(約60,000 L)
 ・生産能力:最大約400万リットル
 ・水源:ベン・リンネス山の泉や湧水を使用

見学・ビジター体験
・施設:見学ツアーやテイスティングが可能なビジターセンターあり(バー・テイスティングラウンジ完備)

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 1100yenで提供しております(2025年11月現在)。

ボウモア18年

アロマ:香り立ちは良く、優しく語りかけてくる印象。トップノートで熟したフルーツと程よいピート。黄桃、アプリコット、プルーン、ピートスモーク、心地よい植物感、黒土、バニラ、シナモン。膨よかでリッチな香り立ち。
フレーバー:アタックで熟したフルーツの酸甘味と心地よいピート。花びらを齧ったような華やかな苦味、樽の甘渋み、醤油のような旨味が続く。
余韻は中程度、やや塩っぽいスパイス感、樽の甘渋み、トロピカルフルーツのニュアンスが残る。
バランス良く、華やかで豊潤、複雑で奥行きのある香味を楽しめます。

ボウモア蒸溜所情報
【基本情報】
・所在地:スコットランド・アイラ島(Islay)中央部、ボウモア村
・設立年:1779年(アイラ島で最古、スコットランドでも最古級の蒸溜所の一つ)
・創業者:デイヴィッド・シンプソン(David Simpson)
・現在の所有者:ビームサントリー社(Beam Suntory)
・水源:ラーガン川(River Laggan)
・年間生産能力:約200万リットル



【製造設備】
・製麦設備(フロアモルティング)
 現在も自社で一部の大麦をフロアモルティング
 全体使用量の約25〜30%を自家製麦でまかなう
 ピート焚き乾燥(アイラ島産ピートを使用)
・発酵槽(ウォッシュバック)
 木製(オレゴンパイン製)×7基
 発酵時間:約48〜60時間
・蒸溜器(スチル)
 初留釜(ウォッシュスチル):2基、再留釜(スピリットスチル):2基、計4基
 スチル形状:ストレートネック型に近い伝統的なポットスチル
 加熱方式:スチームコイル加熱



【熟成環境】
・貯蔵庫:アイラ島中心部の海岸沿いに位置するダンネージ式ウェアハウス
・特徴:海風を直接受ける湿潤環境



【原酒・味わいの特徴】
・ピートレベル:中程度(約25ppm前後)
・フレーバープロファイル:
 海潮香、塩気、スモーク
 熟したフルーツ、ハチミツ、バニラ、トフィー
 煙と甘みの調和が特徴的
 熟成により、ピートスモークが穏やかになり上品な甘みと深みが際立つ



【その他トピック】
・「No.1 Vaults(ナンバーワン・ヴォールト)」は現存するスコットランド最古の熟成庫とされる。
・ボウモア村はアイラ島の行政・文化の中心であり、教会を中心に放射状に広がる特徴的な街並みを持つ。
・ボウモア蒸溜所はサントリーグループ傘下のため、日本市場向けリリースや限定品も比較的多い。
・蒸溜所ビジターセンターではテイスティングツアーやオリジナルボトルの量り売りも実施。
・蒸留廃液高熱を利用した温水プールを作り島民の福祉に貢献。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 1400yenで提供しております(2025年10月現在)。

アベラワー アブーナBatch66

アロマ:香り立ちは良く、雄弁に語りかけてくる印象。トップノートで熟したフルーツと上質な木工家具を思わせる樽のニュアンス。黄桃、アプリコット、黒系ドライフルーツ、プルーン、オレンジ、ナッツ、フルーツタルト、バニラ、シナモン、甘草、干柿、麦藁、ハーブ、メントール。奥に溶剤、茶葉のような香ばしさ。

フレーバー:アタックで熟したフルーツの酸、甘み。樽の甘渋みがジワジワ広がるように続く。しっかりとした樽感を背景にベリー系フルーツと柑橘系フルーツの旨味、甘味が絡み合う。膨よかで厚みのある味わい。

余韻は長め、程よい樽の甘渋み、心地よいオレンジピールの甘さ・苦味が残る。

アルコール度数も高めで食後にじっくり味わえる濃厚なモルトです。

アベラワー蒸溜所情報
基本情報
・所在地:スコットランド・スペイサイド地方、アベラワー村
・設立年:1879年
・創業者:ジェームズ・フレミング(James Fleming)
・所有者:ペルノ・リカール社(Pernod Ricard / Chivas Brothers)
・水源:ベンリネス山(Ben Rinnes)麓のセント・ドロスタンの泉(St. Drostan’s Well)



製造設備
・マッシュタン:ステンレス製1基(容量約7トン)
・ウォッシュバック:オレゴンパイン製6基(容量約23,000L)
・蒸留器(スチル):初留2基、再留2基のストレート型計4基
・年間生産量:約3,800,000リットル
・熟成庫:伝統的なダンネージ式とラック式の両方を使用



ウイスキーの特徴
・主にシェリー樽熟成を得意とする蒸溜所。
・フルーツタルトのような甘やかさと、リッチなウッドスパイスが特徴。
・柑橘・ドライフルーツ・ナッツ・チョコレートを思わせる濃厚な香味。
・定番ボトル「12年」「16年」「18年」に加え、カスクストレングスの**アベラワー・アブーナ(A’bunadh)**が人気。



蒸溜所の背景
・創業者ジェームズ・フレミングは地元の慈善活動にも尽力し、教会や橋を寄付。蒸溜所前に架かる「Fleming Bridge」はその象徴。
・火災などの歴史的困難を経て再建を繰り返し、現在はシーバス・ブラザーズ傘下の中心的な蒸溜所の一つに。
・「アベラワー」はゲール語で「せせらぎの口(mouth of the chattering burn)」という意味。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 1100yenで提供しております(2025年10月現在)。

オルトモア12年

アロマ:香り立ちは穏やか、静かに佇んでいる印象。トップノートで瑞々しく熟したフルーツのニュアンス。白桃、バナナ、青リンゴ、白い花、バニラ、シナモン、優しくバランスの良い香り立ち。
フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘みが心地よく広がり、樽の甘渋味、フルーツピールの苦味が心地よく続く。味わいも軽やかでバランスが良い。
余韻は中程度、りんごの皮のニュアンスや樽由来のスパイス感が心地よく残る。

ライトボディで背後のスパイス感や苦味がフルーツ感を引き立てている。バランスの良いスペイサイドモルト、食前酒やその日の最初の一杯に最適。ハイボールも美味です。

オルトモア蒸溜所情報
一般情報
・創業年:1897年
・創業者:アレクサンダー・エドワード(Benrinnesの麓に複数の蒸溜所を設立した人物)
・所在地:スコットランド・スペイサイド地方、キース(Keith)の町の近郊
・水源:Foggie Moss(フォギー・モス)と呼ばれる湿地帯の湧き水
・名前の由来:「大きな川の近く」というゲール語に由来



製造設備
・マッシュタン:ステンレス製、セミ・ロイター式
・発酵槽(ウォッシュバック):木製発酵槽(ラージ・ダグラスファー製)、一部ステンレスも使用
・蒸留器(ポットスチル):計4基
 ウォッシュスチル(初留):2基
 スピリッツスチル(再留):2基
 ランタンヘッド型、細長いネックで軽やかな酒質を生む
・年間生産能力:およそ3,200,000リットル
・仕込み麦芽:ノンピート麦芽を使用
・樽熟成:バーボン樽主体、シェリー樽も一部使用



特徴
・そのほとんどがブレンデッド用原酒として供給されており、特に**デュワーズ(Dewar’s)の重要な原酒。
・シングルモルトとしては「Aultmore 12年」「Aultmore 18年」「Aultmore 21年」「Aultmore 25年」などのオフィシャルボトルがリリースされている。
・スタイルは非常にクリーンで、フローラルかつハーバルな香味。スペイサイドの中でも「グラスに咲く野の花」と評される繊細な味わい。
・蒸溜所の周囲に濃い霧が出やすく、「Foggie Moss」と共に幻想的なイメージを持たせている。



所有会社
・現在は バカルディ社 傘下(Dewar’sブランドと共に運営)。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 700yenで提供しております(2025年10月現在)。

アイル オブ ハリス ヒーラック

アロマ:香り立ちは穏やかに語りかけてくる印象。トップノートで優しい樽のニュアンスと熟した果実。バニラ、シナモン、麦芽香、黄桃、アプリコット、ハチミツ、茶葉のような甘い植物感、漬物、奥から穏やかなピート感。
フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘み。続いて程よいフルーツピールの苦み、樽の渋み、優しいピートスモーク。シンプルでまとまっている、オーソドックスな味わい構成。余韻は短め〜中程度。樽の渋みが心地よく残る。

アイル オブ ハリス蒸溜所情報
基本情報
・所在地: スコットランド西部、アウター・ヘブリディーズ諸島(ハリス島・ターバート村)
・設立年: 2015年
・運営会社: The Isle of Harris Distillers Ltd.
・理念: “The Social Distillery(社会的蒸溜所)”
・地域社会に雇用を生み、人口減少を食い止めることを目的とした蒸溜所

主な製品
・ウイスキー:フラッグシップは 「The Hearach」(2023年リリース)
・ジン:Isle of Harris Gin
    特徴的なボタニカル:シュガーケルプ(海藻)
    美しい波紋入りガラスボトルが人気

製造設備
・マッシュタン:ステンレス製、容量 1トン程度(麦芽仕込み)
・ウォッシュバック(発酵槽):木製(オレゴンパイン製) 4基
          容量:約6,000リットル
・ポットスチル:
 初留釜(ウォッシュスチル)×1基:容量 約7,000リットル
 再留釜(スピリットスチル)×1基:容量 約5,000リットル
 傾斜の強いスワンネック型で、軽やかな酒質を志向
・ボトリング施設: 島内に完備(地域雇用を優先)

特徴
・地域密着型: 島の若者や住民を積極的に雇用
・観光施設: ビジターセンター、ショップ、カフェを併設
・建築デザイン: 地元の石材と木材を用いた温かみある空間
・文化性: ハリスツイードや島の伝統と共に、地域観光の中核

ロケーション
・位置: スコットランド北西の離島、ハリス島ターバート港そば
・周辺環境: 美しいビーチ、険しい山岳、伝統工芸ハリスツイードの工房などとともに観光資源となっている

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 1000yenで提供しております(2025年9月現在)。

モートラック15年 ゴードン&マクファイル 46%

アロマ:香り立ちは中程度〜良く。しっかりと語りかけてくる印象。トップノートで黒系〜黄色系のドライフルーツ、心地よいシェリー樽のニュアンス。ブラックベリー、デーツ、黄桃、ドライアプリコット、麦芽香、メントール、バニラ、シナモン、上質な木工製品、ナッツ、オランジェット。上品で深みのある香り立ち。
フレーバー:アタックでフルーツの甘み、酸味が心地よく広がり、樽の渋み、葡萄の皮の酸味、苦みが残る。麦芽のニュアンスを背景に広がる黒系ドライフルーツの質感が心地よい。
余韻は中程度、樽の甘渋み、フルーツピールの酸、苦みが心地よい。

モートラック蒸溜所情報
・所在地
 スペイサイド地域(ダフタウン)
「ウイスキーの首都」と呼ばれるダフタウンに建つ最初の蒸溜所

・創業年
 1823年(創業者:ジェームズ・フィンドレーターら)
 ダフタウンで最初に設立された蒸溜所

・所有者
 現在はディアジオ社(Diageo)傘下

・仕込み水
 コンバルの丘から流れるDykehead川の水を使用

・蒸溜方式
 特殊な「2.81回蒸溜」と呼ばれる複雑なシステム
 6基のスチル(3基ウォッシュスチル、3基スピリットスチル)を組み合わせて運用

・設備
 スチル:合計6基(特徴的な変則システム)
 一部の原酒を部分的に再蒸溜する独自工程により、重厚で肉厚な酒質を生み出す

・酒質の特徴
 オイリーで肉厚、リッチで複雑、通称「The Beast of Dufftown(ダフタウンの野獣)」と呼ばれる

・歴史的背景
 ウィリアム・グラント(後にグレンフィディック創業)が蒸溜技術を学んだ場所
 長らくジョニー・ウォーカーなどブレンデッド用モルトの重要原酒として扱われ、シングルモルトとしてのリリースは限定的だった

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 1600yenで提供しております(2025年9月現在)。

モートラック12年

アロマ:香り立ちたちは中程度、優しく語りかけてくる印象。トップノートで瑞々しく熟したフルーツとオークのニュアンス。黄桃、アプリコット、アセロラ、香ばしい穀物感、バニラ、シナモン、メントール、黄色い花とその蜜、フルーツタルト、
フレーバー:アタックでしっかりとしたフルーツの甘み。程よいフルーツの酸と樽の渋みが心地よく続く。ジューシーでリッチな味わい。フルーツ、麦芽感、樽のニュアンスがバランス良く共存。
余韻は中程度、心地よい樽の甘渋み、フルーツピール様の甘み、苦味が残る。

PS:ディアジオの異端児、ダフタウンの野獣などと例えられてきたモートラックですが、この12年を飲む限りは適度なボディ感を残しつつも、バランスの良い、味わい深い、スペイサイドモルトといった印象です。

モートラック蒸溜所情報
・所在地
 スペイサイド地域(ダフタウン)
「ウイスキーの首都」と呼ばれるダフタウンに建つ最初の蒸溜所

・創業年
 1823年(創業者:ジェームズ・フィンドレーターら)
 ダフタウンで最初に設立された蒸溜所

・所有者
 現在はディアジオ社(Diageo)傘下

・仕込み水
 コンバルの丘から流れるDykehead川の水を使用

・蒸溜方式
 特殊な「2.81回蒸溜」と呼ばれる複雑なシステム
 6基のスチル(3基ウォッシュスチル、3基スピリットスチル)を組み合わせて運用

・設備
 スチル:合計6基(特徴的な変則システム)
 一部の原酒を部分的に再蒸溜する独自工程により、重厚で肉厚な酒質を生み出す

・酒質の特徴
 オイリーで肉厚、リッチで複雑、通称「The Beast of Dufftown(ダフタウンの野獣)」と呼ばれる

・歴史的背景
 ウィリアム・グラント(後にグレンフィディック創業)が蒸溜技術を学んだ場所
 長らくジョニー・ウォーカーなどブレンデッド用モルトの重要原酒として扱われ、シングルモルトとしてのリリースは限定的だった

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 800yenで提供しております(2025年9月現在)。

シングルモルツ オブ スコットランド グレンエルギン12年 2007

アロマ:香り立ちは穏やか、静かに佇んでいる印象。トップノートで蜂蜜のような甘い香りと爽やかなハーブ感。黄桃、アプリコット、黄色い花とその蜜、優しく麦芽香、スワリングすると樽由来の甘いスパイス感が一気に広がる、バニラ、シナモン、メントール、柑橘系フルーツ。
フレーバー:アタックでフルーツの酸・甘み、しっかりとした舌触りで樽の甘渋みが追いかける。植物感伴う苦・甘みと爽やかなフルーツの酸・甘みが絡み合う。高いアルコール度数のためか、凝縮された質感で奥行きも感じる。
余韻は長め、フルーツや蜂蜜のような甘み、樽の甘渋みが心地よく残る。

グレンエルギン蒸溜所情報
基本情報
・創業年:1898年
・創業者:ウィリアム・シンプソン & ジェームズ・カー
・所在地:スコットランド・スペイサイド地方(エルギンの南約5km)
・所有者:ディアジオ(Diageo社)



製造と設備
・仕込み水:ミルビュイズ(Millbuies)からの湧水
・発酵槽:6基(木製)
・ポットスチル:6基(初留3基・再留3基)
・冷却方式:ワームタブ(Worm Tub:伝統的で重厚な風味を生む)
・年間生産量:約270万リットル



歴史的なポイント
・建設と同時にウイスキー業界のバブル崩壊(「パティソンズ・クラッシュ」)が起き、開業直後に閉鎖 → 1900年に再開
・1960年代に大規模改修(スチル増設、近代化)
・ディアジオ社のブレンデッドウイスキー「ホワイトホース(White Horse)」のキーモルトとして有名



補足
・ブレンデッドウイスキー需要が中心の蒸溜所ながら、シングルモルトとしての評価も着実に高まっている
・オフィシャルのシングルモルト グレンエルギン12年は終売が決まっている
・ワームタブ冷却により、重厚さと繊細さが同居する独特の味わいが魅力

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 1200yenで提供しております(2025年9月現在)。