スパイスと果実が交差する、刺激的なスペイサイドモルトを体感する一杯

アロマ:香り立ちは中程度。トップノートで樽のニュアンスとオイリー感。バニラ、シナモン、黄桃、オイリー、溶剤、微かな硫黄、やや人工的な質感。
フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘み。樽の渋み、レモンピールの苦味、樽由来のスパイス感が続く。シャープな酸味やスパイス感が味わいを彩る。
余韻は長め、心地よい苦味、酸味が残る。

クライゲラヒ蒸溜所情報
✅ 基本概要
・創業年:1891年(初蒸溜は1898年)
・設立者:アレクサンダー・エドワードとピーター・マッキーらによって設立
・所在地:スコットランド・スペイサイド地方、モレー州クライゲラキ村(リバー・スペイとリバー・フィディックの合流点近く)
・所有者:ジョン・デュワー&サンズ(ジョン・デュワー社、現在はBacardi傘下)
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✅ 製造設備と技術
・スチル構成:蒸留は「ウォッシュスチル×2基」と「スピリッツスチル×2基」を使用。ラインアームは伝統的に下向き
・コンデンサー:冷却にワームタブ式コンデンサーを採用。これにより濃厚で肉厚なスピリッツに仕上がる
・発酵槽:カラマツ製ウォッシュバック8基(約47,000 L/基)で、発酵時間は55〜65時間の長丁場
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✅ 歴史的背景と他用途
・ブレンデッド用途:ジョン・デュワー社のブレンデッドウイスキー(例:ホワイトホースなど)のキーモルトとして長く使用
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✅ 補足情報
・観光情報:クライゲラキ村はスペイサイド・クーパーエイジ(樽職人施設)など蒸溜所巡りの拠点にもなっており、観光地としても注目される地域
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