グレンタレット トリプルウッド(旧ボトル)

アロマ:香り立ちは中程度、穏やかに語りかけてくる印象。トップノートで感じるのは熟したフルーツのニュアンス。黄桃、アプリコット、オレンジ、オランジェット、バニラ、シナモン、革製品、微かな硫黄感、麦芽香、シェリー樽熟成の特徴が前面に出ている。
フレーバー:アタックで爽やかで熟したフルーツの酸・甘み、樽の柔らかい渋みが続く。シェリー樽熟成の特徴がバランス良く出ている。ブラックベリー、オレンジ、ナッツ、カカオ。
余韻は中程度、樽の甘・渋み。フルーツピールの苦味、樽由来のスパイス感が残る。

PS:バーボン樽、アメリカンホワイトオークのシェリー樽、スパニッシュオークのシェリー樽の3種の樽の原酒をブレンドしたグレンタレットです。
グレンタレット といえば現存する最古のスコッチ蒸溜所として有名ですが、ギネスブックに載っているウイスキーキャット「タウザー」のことが思い浮かびます。昔は熟成庫に原料の大麦を貯蔵していてそれを狙って鼠が繁殖することが多かったようです。そのためにネズミの駆除のための大事なスタッフとして猫を飼うことが多かったようです。グレンタレット蒸溜所のタウザーは28899匹のネズミを捕獲したそうです。タウザーはネズミを捕獲したら所定の場所に並べていたようです。

グレンタレット蒸溜所情報
基本情報
・創業年:1775年(スコットランド最古の稼働蒸溜所とされる)〜1963年という説もあり
・場所:スコットランド・ハイランド地方、パースシャー州クリーフ
・現オーナー:ラルフ・ローラン出身のマルク・ワッツ率いるLaliqueグループ(フランスのクリスタルメーカー)



設備・生産
・仕込み水:ロッホ・タレット(Loch Turret)からの清流
・マッシュタン:ステンレス製、容量約8トン
・発酵槽(ウォッシュバック):木製 × 5基、容量約12,500L
・ポットスチル:合計2基
 初留(ウォッシュスチル) × 1(約12,500L)
 再留(スピリットスチル) × 1(約9,000L)
・小規模で伝統的な手作業に近い生産方式
・年間生産能力:およそ34万リットル(スコットランドでも最小クラス)

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 600yenで提供しております(2025年9月現在)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です