白桃と柑橘、やさしいスパイスが奏でる静かなハーモニーを体感する一杯

アロマ:香り立ちは中程度、穏やかに語りかけてくる印象。トップノートで爽やかなフルーツ感と優しい樽のニュアンス。リンゴ、白桃、柑橘系フルーツ、バニラ、シナモン、塩っぽいスパイス感。
フレーバー:アタックで樽の甘みと柑橘系フルーツの酸味、甘み。レモンピールの苦味、酸味が樽のスパイス感と調和しながら心地よい続く。
余韻は中程度。フレッシュな柑橘系フルーツのニュアンス、柔らかな樽の渋みが残る。
バーボン樽熟成モルトの魅力を存分に味わえる一本です。
スキャパ蒸溜所情報
■ 所在地・背景
・設立年:1885年
・場所:スコットランド・オークニー諸島本島(メインランド)、カークウォールの南
・所有者:ペルノ・リカール(Pernod Ricard)傘下のシーバス・ブラザーズ社(Chivas Brothers)
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■ 蒸溜設備・製法
・仕込み水:Lingro Burn(リンゴロ川)の水を使用
・マッシュタン:ステンレス製、糖化能力は1バッチあたり約6トン
・発酵槽(ウォッシュバック):ステンレス製 × 6基、発酵時間は約50〜60時間
・ポットスチル:
・ウォッシュスチル:1基(ローモンドスチル型)
・スピリットスチル:1基(通常型)
※ローモンドスチルを使い続けている数少ない蒸溜所のひとつ(内部にバッフルプレートを持つ特殊な構造)
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■ 生産・熟成の特徴
・基本的にノンピート(クリーンなスタイル)
・熟成樽:主にファーストフィルのバーボン樽を使用
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■ その他の特徴
・見学:完全予約制でのツアーを実施。規模が小さく、アットホームな雰囲気
・景観:スキャパ湾を望む高台に立地しており、オークニー諸島の大自然を体感できるロケーション
・近隣:アイランズ系でも有名なハイランドパーク蒸溜所が車で10分ほどの距離にある
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