穀物と果実が穏やかに調和する、素朴で上品なハイランドモルト20年熟成を体感する一杯

アロマ:香り立ちは中程度、穏やかに語りかけてくる印象。トップノートで藁っぽい植物感と爽やかなフルーツのニュアンス。麦わら、青草、麦芽香、柑橘系フルーツ、洋梨、バニラ、シナモン、時間が経って根菜っぽい植物感、沢庵。
フレーバー:アタックで穀物の甘み、フルーツの酸。続いてフルーツの甘味が広がる。甘くて穏やか、滑らかな口当たり。
余韻は中程度、フルーツの酸、苦味。樽の甘渋みが残る。
穀物感、植物感、フルーツ感が柔らかく調和。素朴な味わいが印象的。
タリバーディン蒸溜所情報
・設立年:1949年
・創業者:ウィリアム・デルメ=エヴァンズ(William Delmé-Evans)
・場所:スコットランド・ハイランド地方、パースシャー州ブラックフォード村(“ハイランドの玄関口”と呼ばれるエリア)
・現オーナー:ピカール社(Picard Vins & Spiritueux、フランスのワイン&スピリッツ会社)
・蒸溜所の立地:12世紀に建てられたビール醸造所跡地に建設
・名前の由来:「丘の斜面の小さな川」を意味するゲール語
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設備・生産
・仕込み水:オーチルヒル(Ochill Hills)の天然水(かつては近隣でビール醸造にも使用されていた良水)
・マッシュタン:ステンレス製
・発酵槽(ウォッシュバック):ステンレス製 × 6基
・ポットスチル:合計 4基
ウォッシュスチル(初留) × 2
スピリットスチル(再留) × 2
やや背の高い形状で、比較的軽やかでクリーンな酒質を生む
・年間生産能力:およそ 300〜320万リットル
Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 1000yenで提供しております(2025年9月現在)。


