ダルモア12年

アロマ:香り立ちは良く、しっかりと語りかけてくる印象。トップノートで黒系ドライフルーツとしっかりとした樽のニュアンス。レーズン、ブラックベリー、オレンジ、根菜感、土っぽさ、タバコ、紹興酒、バニラ、シナモン、クローブ、メントール、背後にダークチョコレート、マーマレイド、焦がした砂糖、硫黄感。

フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘み。オークの甘み、渋みが続く。オレンジピール、ブラックベリー、紅茶、カカオ、骨董品家具のニュアンス。適度な雑味と瑞々しくも濃厚なフルーツ感が良いバランスで存在。

余韻は中程度。心地よい樽の渋みやフルーツピールの苦味が残る。

癖のあるシェリー感があり、飲み手の好みで好き嫌いがハッキリ分かれるかもしれません。

ダルモア蒸溜所情報
・創業年:1839年、アレクサンダー・マセソンによって設立されました。
・所在地:スコットランド、アレス(Alness)に位置し、クロマーティ湾(Cromarty
     Firth)の北岸にあります。
・所有者:現在はWhyte & Mackay社が所有しており、その親会社はフィリピンの
     Alliance Globalです。
・水源:アレス川(River Alness)を使用。
・歴史と特徴
 ・マッケンジー家との関係:1867年にマッケンジー家が蒸溜所を取得し、ブランドの象徴
  である12本の枝を持つ鹿のエンブレムを導入しました。
 ・第一次世界大戦中の出来事:1917年、英国海軍が蒸溜所の隣接地を深海機雷の製造拠点
  として使用し、1920年には爆発事故により蒸溜所の一部が破壊されました。
 ・生産設備の拡張:1966年に蒸溜器の数が4基から8基に増設され、生産能力が向上しまし
  た。
・発酵槽:オレゴンパイン製で8基
・スチル:初留、再留合わせて計8基。初留はランタンヘッド型でT字シェイプ、再流釜はネック部にウォータージャケットが取り付けられている(ウォータージャケットによりネックを直接冷やし、蒸留時の還流を増やす役割を果たしている)。
・現在の生産能力:年間約420万リットルの生産能力を有しています。
・将来的な拡張計画:2025年初頭には、新たな設備が稼働し、生産能力が年間900万リットルに倍増する予定です。

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