柔らかく膨よかな果実と樽の記憶。静かに熟した優しいシェリーの余韻を感じる一杯

アロマ:香りたちは中程度〜良い。優しく語りかけてくる印象。トップノートで熟した果実と鄙びた心地よい樽のニュアンス。黄桃、アプリコット、ブラッドオレンジ、砂糖入りの紅茶、フィナンシェ、ナッツ、バニラ、シナモン、ハーブ、メントール、全体的に柔くて膨よか。
フレーバー:トップノートで樽の甘み、フルーツの甘み、酸味が現れ、樽由来の渋苦みが心地よく続く。甘さから渋みへ移行するフレーバーの変化が心地よく、適度な厚み、広がりを感じる。
余韻は長め、樽の心地よい鄙びた渋、甘みが舌の上で溶けていく。
この熟成年数、価格帯では完成度は高く、優しく膨よかなシェリー樽熟成のモルトの魅力を味わえる一本です。

蒸溜所情報
・創業年:1798年(現在の名前と場所での再設立は1825年)
・創業者:ジョン・スチュワートとロバート・ロバートソン(John Stewart & Robert Robertson)
・地域:スコットランド・ハイランド地方、ピトロッホリー(Pitlochry, Perthshire)
・マッシュタン:ステンレス製セミ・ロイター式
容量:約8.5トン
・発酵槽:木製(オレゴンパイン)× 6基
発酵時間:約50~60時間
・ポットスチル:ウォッシュスチル 2基、スピリッツスチル 2基
蒸気による間接加熱
・所有会社:ディアジオ社(Diageo)
・ビジターセンター:非常に人気があり、観光地としても知られる
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