ロングモーンNA

アロマ:香り立ちは中程度、穏やかに語りかけてくる印象。トップノートで感じるのは芳醇なフルーツ感と優しい樽のニュアンス。黄桃、アプリコット、ブラックドライフルーツ、ブラックベリー、黄色い花、オイリー、微かな硫黄感、バニラ、シナモン、メントール、麦芽香、トーストした砂糖。豊かなフルーツ感とフレッシュな樽感がバランス良く調和。
フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘み。樽の甘み、渋み、ブドウの皮の苦渋みが続く。背後に麦芽感も漂い、ベリー系のフルーツ、樽感、麦芽のニュアンスがバランス良く共演。
余韻は中程度、樽の甘渋み、スパイス感が心地よく残る。
PS:ボトルのラベルのコメントから3種類の樽熟成原酒がブレンドされているようです。オロロソシェリー樽とバーボン樽原酒が中心と思われます。

ロングモーン蒸溜所情報
基本情報
・設立年:1894年
・創業者:ジョン・ダフ(John Duff)
・場所:スペイサイド、エルギンの南東(ロセスとの中間あたり)
・オーナー:現在はペルノ・リカール(Chivas Brothers 傘下)
・用途:シングルモルトとしてのリリースは少なく、主にブレンデッド(シーバスリーガルなど)用原酒



設備と生産
・仕込み水:近隣のミルビュイズ湖(Millbuies Loch)からの水
・マッシュタン:ステンレス製、容量約8トン(全仕込み量)
・発酵槽(ウォッシュバック):
 ステンレス製 × 8基
 容量:約42,000リットル
 発酵時間:おおむね 48〜56時間
・ポットスチル:合計 8基
 初留(ウォッシュスチル)×4
 再留(スピリットスチル)×4
 形状は短めのネックを持つストレート型に近く、オイリーで厚みのある酒質を生みやすい設計
・年間生産能力:およそ 450万リットル

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