アイラにしてアイラらしくない。曇り空のように心に残る一杯

アロマ:香り立ちは中程度〜良い。しっかりと語りかけてくる印象。トップノートでしっかりとした樽のニュアンスと穀物感。バニラ、シナモン、麦芽香、土っぽさ、草っぽさ、奥に黄桃、アプリコットなど熟したフルーツ感や柑橘系フルーツ感。やや人工的な木材感も存在。
フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘みと樽由来の甘み。柑橘系フルーツの酸と樽の苦、渋みが続く。オイリーで、良い意味でも悪い意味でも何か曇ったような味わい。
余韻は中程度。樽由来の渋苦味、柑橘系フルーツピールの苦味が残る。
洗練された味わいとは対極にある何か色々舌や鼻に引っかかってくる味わい。個人的には結構好きです。
ブルックラディ蒸溜所情報
■ 基本情報
・所在地:スコットランド・アイラ島西岸、Loch Indaal沿岸のRhinns半島
・設立年:1881年、Harvey兄弟による創設
・所有者:Rémy Cointreau(Bruichladdich Whisky Co. Ltd)
・生産能力:年間約1.5百万リットル(純アルコール換算)
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■ 設備と製法
・マッシュタン:オープン型ヴィクトリアンスタイル、7トン(アイラ島唯一)
・発酵槽(ウォッシュバック):ダグラスファー(オレゴンパイン製)製 × 6基
・ポットスチル:
・ウォッシュスチル:2基(合計約23,000 L)
・スピリットスチル:2基(高さ約6mの細首型、合計約21,000 L)
・可変型のローモンドスチルが1基あり計5基体制
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■ 製品とスタイル
・主力ブランド:
・ブルックラディ:ノンピート、花や麦芽のやさしいクリーンタイプ
・ポートシャーロット:約40 PPMのヘビーピートスタイル
・オクトモア:世界最高レベルの超ヘビーピーテッド(80 PPM以上)スコッチ
・熟成樽:主にアメリカンオーク(バーボン樽)、加えてシェリー樽やワイン樽など複数タ
イプを使用
・ビジネスモデル:
・地元アイラ産大麦(全体の約40%以上)を活用し、単一農場や個別フィールドをラベル
に表示する“テロワール”重視の姿勢
・非冷却ろ過・無着色ポリシーを徹底
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■ 特記すべき進展と歴史
・長期にわたる閉鎖(1994〜2000年)を経て、2001年に再興。Victorianな製造装置を維持しながら高品質なモルト制作を再開
・2012年にRémy Cointreauが買収、以降も多様なリリースと持続可能性への取り組みを推進
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