アーシーで焦げたピートを主役に据えた潔い味わいを体感する一杯

アロマ:香り立ちは良く、しっかりと語りかけて来る印象。トップノートで感じるのはしっかりとしたピートのニュアンス。土っぽくアーシー、クレゾール、焦げっぽさ、スモーク、バニラ、シナモン、微かな洋梨、ウリ系の果物。シンプルで輪郭のはっきりした香り立ち。
フレーバー:アタックで感じるのはしっかりとしたピートフレーバー、アルコール感伴う甘みとフルーツピール様の苦味、樽の甘渋みが続く。
余韻は長め、焦げっぽいピート、樽のニュアンスが心地よく残る。
ピートフレーバーを中心にまとまった味わいが心地よい。
余市蒸留所情報
・創業:1934年
〜ニッカウイスキーは1934年に大日本果汁株式会社として設立。製品化までに時間を要するウイスキー製造の資金繰りのため、りんご果汁(ジュース)を製造販売していた。
・製造開始:1936年
・創業者:竹鶴政孝
・所在地:北海道余市町(日本海に面した冷涼・海風の環境)
・運営会社:ニッカウヰスキー
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立地・思想
・スコットランドに近い冷涼な気候を志向して選地
・海に近く、ソルティ(潮気)を感じさせる熟成環境とされる
・竹鶴の「本格スコッチの再現」思想を色濃く残す蒸溜所
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製造設備・工程
・仕込み水:余市川水系(清冽でミネラル感あり)
・発酵槽:ステンレス製
・ポットスチル:ラインアームが下向きのストレートヘッド型計6基(初留4/再留2)
・石炭直火蒸溜(世界的にも極めて希少)
→ 重厚で力強い酒質
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酒質の特徴
・しっかりとしたピートスモーク
・アーシー、クレゾール、焦げ感
・厚みのあるモルトの甘みと樽の渋み
・骨太で輪郭の明瞭な味わい
〜1990年代には、他に先駆けて新樽での熟成を試みている。樽の影響が出過ぎてしまう新樽だが、パワフルな余市モルト原酒と抜群の相性を見せ、余市ウイスキーの欠かせない原酒となっている。
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熟成・貯蔵
・ダンネージ倉庫中心だが、ラック式ウエアハウスも新築されている。
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その他
・石炭庫・直火蒸溜設備が現存
・歴史的建造物群(国の重要文化財)
・ジャパニーズウイスキーの原点的存在
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