
アロマ:香り立ちは良く、しっかりと語りかけてくる印象。トップノートで黒系ドライフルーツとしっかりとした樽のニュアンス。レーズン、ブラックベリー、オレンジ、根菜感、土っぽさ、タバコ、紹興酒、バニラ、シナモン、クローブ、メントール、背後にダークチョコレート、マーマレイド、焦がした砂糖、硫黄感。
フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘み。オークの甘み、渋みが続く。オレンジピール、ベリー、紅茶、カカオ、骨董品家具のニュアンス。適度な雑味と瑞々しくも濃厚なフルーツ感が良いバランスで存在。
フィニッシュは中程度。心地よい樽の渋みやフルーツピールの苦味が残る。
癖のあるシェリー感があり、飲み手の好みで好き嫌いがハッキリ分かれるかもしれません。
蒸溜所情報
・創業年:1839年
・創業者:アレキサンダー・マセソン
・地域:スコットランド、ハイランド
・発酵槽:オレゴンパイン製で8基
・スチル:初留、再留合わせて計8基。初留はランタンヘッド型でT字シェイプ、再流釜はネック部にウォータージャケットが取り付けられている(ウォータージャケットによりネックを直接冷やし、蒸留時の還流を増やす役割を果たしている)。