グレンカダム10年

アロマ:香りたちは中程度、優しく語りかけてくる印象。トップノートで感じるのは瑞々しいフルーツ感と爽やかな樽のニュアンス、洋梨、青リンゴ、バナナ、バニラ、シナモン。

フレーバー:アタックでフルーツの甘味、酸味。フルーツピール様の酸味、苦味、優しい樽の渋みが続く。洋梨やバナナのニュアンスが主張。フルーツ感はやや人工的だがバランス良くまとまっている。ややとんがったアルコール感も若干感じる。

余韻は中程度。フルーツピールの苦味、樽の甘渋みが残る。バーボン中心の10年熟成の爽やかな香味を感じ取れるモルト。バランス良く仕上がっているいるが、広がりや奥行きはそれなり。ハイボールで飲むのもお勧めです。

グレンカダム蒸溜所情報
・創業年:1825年
・創業者:ジョージ・クーパー(George Cooper)
・地域:スコットランド・ハイランド地方(アンガス州ブレチン近郊)
・マッシュタン:ステンレス製セミ・ロイター式、容量:約5トン
   一回の仕込みで6,000リットル前後のウォート(麦汁)を生成
・発酵槽(ウォッシュバック):木製(オレゴンパイン)×6基
          発酵時間:50〜60時間前後
・ポットスチル:ウォッシュスチル:1基(初留器)、スピリッツスチル:1基(再留器)
   ネックが高く、リフラックスが多いため軽やかで繊細なスピリッツが生成 
        される。スチル加熱方式は蒸気による間接加熱(スチームコイル)
・蒸溜所の特徴:ノンピートモルト使用、生産量は年間約130万リットル(2020年代時点)
・所有会社:アンガス・ダンディー・ディスティラーズ(Angus Dundee Distillers)

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)600yenで提供しております(2025/5月現在)

ロイヤルブラックラ12年(旧ボトル2022年以前流通)

アロマ:香りたちは中程度、穏やかに語りかけてくる印象。トップノートで熟したフルーツ感。黄桃、アプリコット、オレンジ、黒系ドライフルーツ、バニラ、シナモン、麦芽香、オランジェット、ミント、メントール、奥に瑞々しいフルーツ感、青リンゴ、洋梨。時間が経ってトーストした蜂蜜感が主張。

フレーバー:アタックでフルーツの酸甘味、樽の甘味。フルーツピール様の苦味酸味と樽の優しい苦味が続く。ミディアムボディで程よく甘いフルーツ感が楽しめる。

フィニッシュ:余韻は中程度。程よいフルーツ感、樽由来の心地よい渋みが残る。

特徴:バーボン樽熟成、シェリー樽後熟の程よく甘くエレガントなフルーツ感が味わえる。まったりとした甘い洋菓子を連想させるモルトウイスキーです。

蒸溜所情報
・創業年:1812年
・創業者:キャプテン・ウィリアム・フレイザー
・地域:スコットランド、ハイランド シェイクスピアの「マクベス」で有名なコーダー城の近くにある
・仕込み水:コーダー川
・発酵槽:オレゴンパイン製で蓋のみがステンレス製のものが6基、ステンレス製が2基の計8基
・スチル:ストレートヘッド型計4基、ラインアームはやや上向きに付けられていて、冷却装置はシェル&チューブの垂直式コンデンサー
・1935年にウィリアム4世からロイヤルワラントを授かっている
・バカルディ社が所有し、デュワーズの原酒として使われている

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)700yenで提供しております(2025/6月現在)

グレンドロナック12年

香りの立ちは中程度〜良く、しっかりと語りかけてくる印象。トップノートで感じるのは黒系のドライフルーツのニュアンスとしっかりとしたシェリー樽の風味。ドライレーズン、ブラックベリー、ナッツ、黄桃、ミント、メントール、バニラ、シナモン、なめし皮、焦がした砂糖、微かな硫黄感。

味わいはアタックでベリー系フルーツの酸、甘みとやや収斂性のある樽の苦味、渋み。ブドウの皮の苦味、酸味とオークの渋みが続く。

余韻は中程度。樽の渋みとフルーツピールの苦味が心地よく残る。ドライな口当たりを伴いながら熟したフルーツ感と暖かい樽の風味を感じる。

心地よいシェリー樽の特徴を感じ取れる1本。オロロソシェリー樽熟成原酒とペドロヒメネスシェリー樽原酒がブレンドされている。

グレンドロナック蒸溜所情報
■ 基本情報
・創業: 1826年
・創業者: ジェームズ・アラディス(James Allardice)
・地域: スコットランド・東ハイランド(フォージ)
・所有:2016年にブラウンフォーマン社がベンリアック・ディスティラリー・カンパニーから買収
・グレンドロナックとはゲール語で「ブラックベリーの谷」
・スタイル: シェリー樽熟成が中心(特にPX・オロロソ)

■ 仕込み・発酵
・仕込み水: ドロナックバーン(Dronac Burn)
・マッシュタン: 旧式のプラウ&レイキ、ワンバッチ麦芽3.7トン
・発酵槽(ウォッシュバック): 木製 9基(カラマツ製)、二酸化炭素の回収装置がある
・発酵時間: 約60時間前後

■ 蒸留設備
・蒸留器: 初留釜2基、再留釜2基,計4基のバルジ型スチル
・特徴:直火焚き蒸留を長く続けていた(※現在はスチーム加熱)

■ 熟成
・主要樽:オロロソシェリーバット、PX(ペドロヒメネス)シェリーバット
・熟成庫: 石造りのダンネージ式倉庫
・特徴: 伝統的な“濃厚なシェリー系”の酒質で名高い

■ 歴史的トピック
・1937年に一度火災で消失
・1960年にはウィリアム・ティーチャー&サンズ社が買収、ティーチャーズの原酒として使われてきた。
・1996〜2002年:生産停止(休止期間)
・2008年:ベンリアックのビリー・ウォーカーが買収し復活
・2016年:ブラウン=フォーマンへ売却

■ その他の特徴
・石造りのクラシックな外観が美しく、訪問者から高評価
・地域の名物スコットランド牛が周辺に放牧される牧歌的環境
・シェリー樽調達に強く、特にPXの質が高いと評判

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)700yenで提供しております(2025/6月現在)