レアオールドブレンデッド 1980 38年 /エリクサーディスティラーズ ウイスキートレイルヘリテージ

アロマ:香りたちは中程度、優しく語りかけてくり印象。トップノートで鄙びた樽感と上質なカカオ。優しいタンニン、熟した柿、田舎の果樹園、枇杷、レーズンバター、ナッツ、バニラ、オレンジ。時間が経って黄色系トロピカルフルーツ。

フレーバー:アタックで上品な酸味と渋み。背後にフルーツの甘み。オレンジ、ぶどうの実、上品に枯れたタンニン感、舌の上でじっくり溶けていく感覚。懐かしくホッとする感覚が伴う。

余韻は長く、酸味を背景に暖かく甘く、渋い。絶妙なバランスが心地良い。

このボトルは長熟のシェリー樽熟成の魅力を堪能できます。余計な主張はなくそこに存在するだけで魅力を放っている印象。不思議と懐かしく和のテイストも感じます。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)2600yenで提供しております(2025/7月現在)

ブレアアソール12年 花と動物シリーズ

アロマ:香りたちは中程度〜良い。優しく語りかけてくる印象。トップノートで熟した果実と鄙びた心地よい樽のニュアンス。黄桃、アプリコット、ブラッドオレンジ、砂糖入りの紅茶、フィナンシェ、ナッツ、バニラ、シナモン、ハーブ、メントール、全体的に柔くて膨よか。

フレーバー:トップノートで樽の甘み、フルーツの甘み、酸味が現れ、樽由来の渋苦みが心地よく続く。甘さから渋みへ移行するフレーバーの変化が心地よく、適度な厚み、広がりを感じる。

余韻は長め、樽の心地よい鄙びた渋、甘みが舌の上で溶けていく。

この熟成年数、価格帯では完成度は高く、優しく膨よかなシェリー樽熟成のモルトの魅力を味わえる一本です。

蒸溜所情報
・創業年:1798年(現在の名前と場所での再設立は1825年)
・創業者:ジョン・スチュワートとロバート・ロバートソン(John Stewart & Robert Robertson)
・地域:スコットランド・ハイランド地方、ピトロッホリー(Pitlochry, Perthshire)
・マッシュタン:ステンレス製セミ・ロイター式
   容量:約8.5トン
・発酵槽:木製(オレゴンパイン)× 6基
発酵時間:約50~60時間
・ポットスチル:ウォッシュスチル 2基、スピリッツスチル 2基
蒸気による間接加熱
・所有会社:ディアジオ社(Diageo)
・ビジターセンター:非常に人気があり、観光地としても知られる

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)900yenで提供しております(2025/7月現在)

マノックモア12年 花と動物シリーズ

アロマ:香り立ちは中程度、穏やかに語りかけて来る印象。トップノートで感じるのは熟したフルーツのニュアンス。黄桃、アプリコット、バナナ、洋梨。背後に優しい樽の香り、バニラ、シナモン、微かなクローブ。時間が経ってフルーツタルト、メロンのようなニュアンス。

フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘みが優しく広がり、樽の渋み、柑橘系フルーツピールの苦甘みが続く。バランス良くまとまってオイリーでリッチなフルーツ感を味わえる。

余韻は中程度、樽の甘み、苦味、がフルーツケーキのような甘さを伴いながら残っていく。

改めて飲むとバランスの良い上品な典型的スペイサイドモルトと感じます。ロックでもハイボールでも美味しく飲めそうです。

マノックモア蒸留所情報
・所在地:スコットランド、スペイサイド地方エルギン近郊(Thomshill, Birnie)
・所有者:Diageo(ディアジオ)
・設立年:1971年(John Haig & Co.傘下のScottish Malt Distillersによる建
     設)
・操業状況:1985–1989および1995–1997に一時停止し、以後は稼働中

🛢️ 生産設備と能力
・マッシュタン:約11〜12トンの鋳鉄製タンを使用
・発酵槽:ラーチ材の木製8槽+2013年以降ステンレス8槽のコンビネーションで発酵(約 
     100時間)
・蒸溜設備:初留釜3基の再留釜3基の計6基のポットスチル(全てスチーム加熱)
・年間生産量:約3.2〜3.3百万リットル(4.5〜6百万リットルとの記載もあり)()

🌊 原料と水源
・水源:近隣グレンロッシー蒸溜所と共通のBardon Burn(スペイ川支流)
・モルト麦芽:エルギンのCastle Head Maltingsより仕入れ、アンピーテッド(無炭ピート)

🏭 設備や施設の特徴
・隣接関係:グレンロッシー蒸溜所と敷地・スタッフ・倉庫を共有している。
・貯蔵設備:ダンネージ&ラック倉庫合わせて約20万樽格納可能。ディアジオ他蒸溜所の原
      酒も熟成
・エコ設備:マッシュタン残渣を飼料化する穀物工場(ダークグレーン)、2012年にバイオ
      マスボイラー導入
・見学情報:通常、一般見学施設はなく、年1回スペイサイド・フェスの特別ツアーでのみ公開される

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 800yenで提供しております(2025年7月現在)。

トマーチン12年

アロマ:香り立ちは中程度。穏やかに語りかけて来る印象。トップノートで感じるのは熟したフルーツと甘い樽のニュアンス。黄桃、アプリコット、蜂蜜、オレンジ、フルーツタルト、ナッツ、バニラ、シナモン、メントール、木工家具、トースティな穀物感。
フレーバー:アタックで樽の甘渋味、フルーツの甘みが広がり、心地よく樽の渋み、苦味、酸味が続く。トーストティーでフルーティー、樽由来?かと感じる微かなピートも存在。
余韻は中程度。樽由来の苦甘み、暖かいスパイス感が残る。
この価格帯のシングルモルトとしては充分な奥行き、深み、膨よかさが存在。シェリー樽熟成原酒の魅力が前面に出ている気軽に飲めるモルトです。

トマーチン蒸溜所情報
・設立年:1897年
・所在地:スコットランド・ハイランド地方、インヴァネスの南方(標高315m)
・所有者:トマーチン・ディスティラリー社(日本の宝酒造が1986年に買収、現在も傘下)
・生産スタイル:ノンピート〜軽ピートの幅広いスタイルを持つが、メインはフルーティー 
で優しいハイランドモルト
・糖化槽(マッシュタン):ステンレス製セミロイター型
・発酵槽(ウォッシュバック):ステンレス製(容量:各36,000リットル)
・蒸留器(ポットスチル):初留釜6基、再留釜4基(※稼働中は2基ずつ)
・仕込み水:オールタナ・バーン(Alt-na-Frith)の清流
・生産規模:1970年代には年間生産量1,200万リットルを誇り、スコットランド最大規模だった(当時はブレンデッド用原酒が中心)。1980年代のウイスキー不況を機に規模縮小、シングルモルト路線へ転換。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)500yenで提供しております(2025/7月現在)

ロッホローモンド インチマリン12年

アロマ:香り立ちは中程度。穏やかに語りかけて来る印象。トップノートで熟したフルーツ感、しっかりとした樽感。黄桃、アプリコット、ブラックベリー、トースティな蜂蜜、トフィー、バニラ、シナモン、クローブ、微かに人工的な溶剤、パルプ感、紙っぽさ。
フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘みがたっぷり広がる。背後に樽由来のパウダースパイス感、バニラ、シナモンの甘渋み広がり、フィニッシュヘと続く。
余韻は長く心地よい。蜂蜜感、樽の甘渋みが残る。やや紙っぽいニュアンスも存在。
微かな人工的な紙っぽさはこの蒸溜所のストレートネックのスチルに起因するのか?良くも悪くも特徴的なスチルがこの蒸溜所のウイスキーの個性を特徴的にしているのは間違いなさそうです。

ロッホローモンド蒸溜所情報
・蒸溜所名:ロッホローモンド蒸溜所(Loch Lomond Distillery)
・所在地:スコットランド・ハイランド地方(ローランドとの境界付近)
・設立:1965年(現在の場所での創業)
・運営会社:Loch Lomond Group(旧グレンカトリン社)
・名前の由来:スコットランド最大の湖「ローモンド湖」から
・生産の特徴
 ・シングルモルトとグレーンウイスキーを同一施設で生産する、稀有な蒸溜所
 ・製品により、ピーテッド/ノンピーテッド両方の原酒を製造
 ・1つの蒸溜所で10種類以上の原酒スタイルを造り分ける技術力を持つ
・設備の特徴
 ・ストレートネック式ポットスチル(独自開発):
 ・スワンネック型ポットスチルも併設:多様な酒質を生産
 ・コフィースチル(連続式蒸溜器)も保有:グレーンウイスキーも製造
・ブランド・商品例
 ・インチマリン(Inchmurrin):フルーティで華やかなシングルモ
 ・インチモーン(Inchmoan):ヘビーピーテッドタイプ
 ・ロッホローモンド(Loch Lomond)12年・18年:バランスのとれた主力商品
 ・ロッホローモンド シングルグレーン:コフィースチル製の希少なグレーン原酒
 ・ゴルフ大会「全英オープン」公式ウイスキーとしても有名

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 600yenで提供しております(2025年7月現在)。

知多

アロマ:香り立ちは中程度、優しく語りかけてくる印象。トップノートでオークのニュアンスと人工的な溶剤、パルプ感。バニラ、シナモン、蜂蜜、人工的な木材感、微かにバナナ、黄桃のような熟したフルーツ感。
フレーバー:アタックでフルーツの酸、甘み、樽の渋みや穀物感、人工的な溶剤感が続く。シンプルでまとまっているが、奥行きや膨よかさには乏しい。
余韻は短め、樽の渋みや人工的な溶剤感が残っていく。

グレーンウイスキーの特徴が感じやすいボトル。人工的なパルプ感、溶剤感は個人的には好きになれませんが、食事のお供としてのハイボールは充分楽しめる味です。

知多蒸溜所情報
・名称:知多蒸溜所(Chita Distillery)
・運営会社:サントリースピリッツ株式会社
・設立年:1972年
・所在地:愛知県知多市(伊勢湾沿岸)
・目的:サントリーのブレンデッドウイスキーに使うグレーンウイスキー原酒の製造拠点
・製造ウイスキーの種類:グレーンウイスキー専門(モルトは製造しない)
・蒸溜方式:連続式蒸溜機(カフェスチルではない)
・特徴:
 高純度なライトタイプのグレーンだけでなく、ライト/ミディアム/ヘビーの3種類の原酒  
 を使い分けている点が特徴
 ブレンデッドウイスキー「響」「角瓶」「ローヤル」などのグレーン原酒を生産
 シングルグレーンとして「知多(CHITA)」を商品化(2015年発売)
 一般公開:蒸溜所見学は不可(非公開施設)

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 700yenで提供しております(2025年7月現在)。

グレンモーレンジ ネクター16年

アロマ:香り立ちは中程度〜良い。しっかりと語りかけてくる印象。トップノートで熟したフルーツと心地よい樽のニュアンス。熟した黄桃、アプリコット、枇杷、桃のスムージー、バニラ、シナモン、クリーム、フルーツタルト。柑橘系フルーツや麦芽香も背後から引き立てる。
フレーバー:アタックでしっかりとした熟したフルーツの甘み、柑橘系の酸味。背後に樽の渋み甘みが広がり、樽の渋み、フルーツピールの苦味、酸味が続く。フルーツバスケットを味わっているかのような重層的なフルーツ感。
余韻は中程度、樽の渋甘み、スパイス感と柑橘系フルーツピールのニュアンスが心地よく残る。
ワイン樽由来の樽感が膨よかで心地よいフルーツ感を上手く引き立てている。ハイボールでも柑橘系のフルーツ感が前面に出て、それなりの良さはありますが、是非ストレートで重層的なフルーツ感を味わいたい一本です。

グレンモーレンジ ネクタードールの後継品のネクター16年ですが、バーボン樽で14年熟成させ後に、ソーテルヌワインやトカイワインなど4種の甘口、白ワインの空き樽で2年間追加熟成させています。前製品のネクタードールはやや樽感が前面に出て甘いフルーツ感は抑えられ気味と認識していますが、今回のネクター16年は存分に甘いフルーツ感を味わえるボトルになっています。

グレンモーレンジ蒸溜所情報
・創業年:1843年(酒造免許取得)
・創業者:ウィリアム・マセソン(William Matheson)
・地域:スコットランド・ハイランド地方、ロッシュー(Tain, Ross-shire)
・マッシュタン:ステンレス製セミ・ロイター式マッシュタン、容量〜約11トン
・発酵槽:ステンレス製 × 12基(過去には木製も使用)、発酵時間 約52時間以上
・ポットスチル:
 ・ウォッシュスチル × 6基、スピリッツスチル × 6基(合計12基)
 ・スチルの高さ:約8メートル(業界最長クラス)
 ・長く細いネックが特徴で、非常に軽やかでフローラルな蒸留液を生成
 ・蒸気による間接加熱方式(スチームコイル)
・蒸溜所の特徴:
 ・ノンピート麦芽使用:繊細でクリーンな風味を目指す
 ・味わいの傾向〜フローラル、柑橘系、バニラやハチミツ様の香り
 ・軽やかでエレガントなスタイル
 ・樽の多様性〜バーボン樽熟成を基本としつつ、ポートワイン、シェリー、ソーテルヌ、マディラなどの樽フィニッシュ戦略で有名
 ・独自に樽材(アメリカンオーク)を選定・乾燥・焼き入れまで管理する
・所有会社:LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc) 1000yenで提供しております(2025年7月現在)。

ミルトンダフ2007~2021 59,4%Gordon&Macphail exclusive for maltoyama

アロマ:香り立ちは中程度、しっかりと語りかけてくる印象。トップノートで濃厚なフルーツ感と心地よい樽の風味。ブラックベリー、デーツ、黄桃、アプリコット、オレンジ、クローブ、バニラ、ハチミツ、メントール、上質な木工家具、
フレーバー:アタックでしっかりとしたシェリー樽のニュアンス。渋み甘みに続き葡萄の皮のような酸味が舌の上に広がる。ナッツ、チョコレート、オランジェット、フルーツタルト。
余韻は中程度〜長め。心地よい樽のニュアンスがフルーツの酸味と共に長く残る。
14年程度の熟成だが、膨よかでリッチな味わい。ファーストフィルのシェリーホグスヘッドの熟成とのことですが、ネガティブな要素がほとんどなく樽の素性の良さを感じる。

ミルトンダフ蒸溜所情報
・設立年:1824年(密造から合法蒸溜へ転換)〜プラスカーデン修道院が経営していた製粉 
     所の建物を利用して創業
・所在地:スコットランド・スペイサイド地方(エルギン近郊)
・所有者:ペルノ・リカール(Pernod Ricard)
・蒸溜器:ランタン型ポットスチル(比較的背が高い)、初留釜の加熱はエクスターナルヒ
     ーティングを用いている
・歴史:1936~1981年はハイラムウォーカー社が所有していて、1964年~1981年には2基のローモンドスティルを導入してモルトウィーというシングルモルトを造っていた。
・ピート使用:基本的にノンピート
・熟成樽:主にバーボン樽、一部シェリー樽も使用
・生産面の特徴
 シングルモルトとしての流通:非常に少ない(主にインディペンデントボトラー経由)
 公式ボトルは「Miltonduff 15年」などが時折限定リリース
 ブレンデッド用の供給:バランタインの骨格を支える中核モルト
・周辺・観光など
 一般公開:現在は蒸溜所見学ツアーは基本的に実施していない

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)1600yenで提供しております(2025/6月現在)

オーバン14年

アロマ:香りたちは中程度。穏やかに語りかけてくる印象。トップノートで優しい樽のニュアンスと瑞々しいフルーツ感。バニラ、シナモン、クリーム、黄桃、アプコット、バナナ、マスカット、白〜黄色い花、ハチミツ、ソルティーなスパイス

フレーバー:アタックで黄色いフルーツの酸味、甘み。心地よい樽の甘み、渋みが続く。背後に潮っぽさを想起するスパイス。

余韻は中程度。樽の渋み、甘み、ミネラルっぽいスパイスが残る。

全体的に落ち着いたトーンでリッチで柔らかい味わい、瑞々しいフルーツ感と心地よいスパイス感の調和を楽しめます。

オーバン蒸溜所情報
・所在:スコットランド西部、ハイランド地方の港町「オーバン」
・創業年:1794年(ジョン&ヒュー・スティーブンソン兄弟により創設)
・所有者:ディアジオ社(Diageo)
・地域分類:公式には「ハイランド」だが、アイランズの影響も受ける境界的存在
・規模:スコットランドでも最小規模の蒸溜所のひとつ
・発酵槽(ウォッシュバック):ステンレス製 × 4基
・蒸溜器(スチル):初留1基、再留1基、合計2基のみの小規模体制
・仕込み水:グレネベリー湖から引水
・麦芽:ノンピーテッド麦芽を使用

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)900yenで提供しております(2025/6月現在)

タリスカー10年

アロマ:香り立ちは良く、しっかりと話しかけてくる印象。トップノートでアーシーで植物感伴うピートと熟したフルーツのニュアンス。焦げ感、土っぽさ、優しいピート、黄桃、アプリコット、バニ、シナモン、メントール、オイリー
フレーバー:アタックでスパイシーな樽感。続いて樽由来の甘み、渋み、フルーツの酸が現れる。
余韻は中程度。心地よく優しいピートとスパイス感が残る。全体的にまとまりがある香味、バランスも良い。

蒸溜所情報
・創業年:1830年
・創業者:マッカスキル兄弟
・地域:スコットランド、アイランズ、タリスカー島
・スチル:初留2基、再留3基の計5基(1928年までは3回蒸溜を行なっていた)。初留のラインアームは2度U字に曲げられていて、ラインアーム内部で液体に戻った留液は精留菅を通って蒸留釜本体に戻るようになっている。冷却装置は屋外ワームタブ。
・スコットランドの文豪R.L.スチーブンソンには「酒の中の王様」と称された。

Whisky Salon Rue du Barでは1shot(30cc)700yenで提供しております(2025/6月現在)